自分以外の一般質問を概観。まずは一昨日の分から。私の関心を引いたのは、次の2点。
A議員「まちづくり支援策」:協働のまちづくりを掲げる本町において、団体に派遣する「まちづくりアドバイザー」を提言。10年以上前に市民活動サポートセンターを提唱した際に、お金・交流・技術の3つがセットだよと言ったのですが、抜けたのがこれ。れ。ようやく、ヤッパリ必要性が認識されてきました。
B議員「地産地消の推進」:町内産の農作物を学校給食にと提案。大量の食材の安定供給、形状が揃い、更に価格の面でも折り合わないので難となるのですが、そんなことを言っているうちに農業は壊滅状態。4年前に新規就農で県内トップの補助制度を実現しましたが、いつの間にか足踏み。若手を育てる時期です。
その他、「空家対策」では神奈川県の空家が全国で3番目の多さ、愛川の空家は316件が確認され、空家率は2.41%であることが明らかにされました。また、「投票率の向上の取り組み」では、昨年の参院選で厚木・相模原・座間・綾瀬・海老名・清川・伊勢原と比べて、愛川は10代の投票率が最低だったとか。
このように、事実関係は色々と明らかになるのですが、その先に行かないのが惜しいですね。
一般質問は、議会議員の最大の権利であり見せ場です。それは、町の将来に関する議員の姿勢を示すものであり、一方でトップの姿勢を質すものであることが理想です。地元の意向とか、町の事業の内容や現状を聞くだけなら、なにも税金を投入して「本会議」なんて仰々しいものを開催してまで、公開質問をする必要はありません。そこの水準をどのように上げていくか。それが、議員には問われます。