昨日で、行政は仕事納め。私達も、少し落ち着いてモノゴトを考えたり整理したりする精神的ゆとりが出てきます。
2週前の今日、12月議会の最終日だったこの日の「議員のみ全員協議会」において、ある重要な町長報告がありました。この日は質疑ができなかった為、先週の今日、もう一度「議員のみ全協」を開いています。
しかし私はこの日、議会運営委員会から議長への重要な報告書の提出と、委員長として、その全議員への報告がありました。blogもこちらの話が先。複雑な話を重ねても読む方も疲れますから、この町長報告については流してしまいました。その話をする余裕が、ようやくここで生まれました。
内容を一言で言うと、半原出張所&中津出張所を廃止する、という話です。しかも、出張所の業務・機能を列挙し、どの機能はどこに移す、と相当に具体的。そして、年明けにはどういう方法で住民に知らせ、いついつまでには業務を移行し、とスケジュールまで明確です。つまり行政としては、もう実行に移すハッキリとした意思を固めているということです。
人口が減って税収も減るのに、介護を始めとした福祉サービスが際限なく増加し、行政コストを増大させています。しかも職員は減少していますから、どこかで業務を見直さざるを得ません。ナンデモカンデモ行政任せ、サービス維持とはいきません。私も愛川町行政全般を見てきましたから、この話を聞いても驚きませんでした。むしろ、妥当な判断だと思いましたね。
実は私、ほぼ4年前の平成25年3月議会一般質問で、このテーマを扱っています。地域活性化の為に、出張所機能の公民館への集約を求めています。それに対して山田町長(当時)は、出張所の単純廃止を明言。しかし、これを実行に移さないまま任期満了で退任。私は町長選出馬の為に8月に議員辞職し、当時の副町長(現町長の小野澤氏)は紆余曲折あって翌年3月に辞任。関係者が皆いなくなり、この問題は棚上げになっていました。
今回の町長案は、公民館の人員について相応の配慮を約束しましたから、当時の私の考えを取り入れた形になっていると見て良いでしょう。
出張所機能のざっと8割はラビンプラザ・レディースプラザに移管されますから、点在していた人員が集められ、公民館の更なる賑わいが実現するでしょう。そして本庁舎の人員も、微々たるものとは言え、余裕が生まれます。
こうした「選択と集中」は、今後は必要になって来るでしょうね。詳細は、年始に広報等でお知らせすることになるでしょう。
貴重な情報は参考になります、業務や施設の選択と集中見直しは必要だと思います。経費削減の観点では街路樹の本数削減、伐採なども取り組むべき課題だと思います。経費の問題だけでなく、高齢化で車いす通行も増加する状況で、街路樹が通行障害になっているように見えます。ただし山中さんの銀杏採取の楽しみは奪うことになります。
コメントありがとうございます。
銀杏は、役場裏・旭硝子前の街路樹を全数伐採します。私のギンナン拾いは大学構内が対象地なので、問題ありません。
それより、街路樹としての機能の方が気になるのですが、住民の皆さんの声は伐る方向が大勢ですね。確かに、大きくなり過ぎると大変なのは事実です。
あとは、住民の愛着なんですよ。「伐ってくれるな。」で、署名をしたり、自主的に掃除したり。そういうことがなければ、伐ることになるのは仕方のないことかも知れません。
街路樹って一つの文化でして、そこに住む住民の姿を表します。それが街の価値になる場合もありますが、維持するには当然手入れのコストが掛かる訳で。高齢化社会では、なかなか難しいことなのでしょうね。